Docker for Windows環境で少しずつKubernetesの勉強を進めていましたが(しばらくさぼっていた)、そろそろシングルノード構成から脱却したい。
ということで以前から興味があったRaspberry Piで、マスターノート*1 + ワーカーノート*2構成のKubernetes clusterを構築することを決意し、現在進行形で進めています。
せっかくなので僕のようなRaspberry Pi 初心者の目線でKubernetes cluster構築までを3ステップ(「パーツ購入」「OS(Ubuntu)セットアップ」「Kubernetes cluster」)に分けて実録。今回は「パーツ購入」編です。
Raspberry Pi 4 Model B

Raspberry Pi
Raspberry Piを知る上で初心者が一番信頼できるソースは当たり前ですが公式です。初心者向けとしては公式のSetting up your Raspberry Piに、ほぼ情報が集約されている感じです。
公式以外にもネットにRaspberry Piの記事がたくさんありますが、Raspberry Pi 3と4では仕様が変わっているので注意が必要です。そのため公式をベースにしつつ、自分のやりたいことの情報が足りなければ、公式以外で補足するのが望ましいでしょう。
では、早速公式から。重要かなと思った情報は次です。
電源
To connect to a power socket, all Raspberry Pi models have a USB port (the same found on many mobile phones): either USB-C for Raspberry Pi 4, or micro USB for Raspberry Pi 3, 2 and 1.
You need a power supply that provides:
At least 3.0 amps for Raspberry Pi 4

SDカード
こちらも公式のSD card sizeに説明があります。
接続
例えばRaspberry Pi 4のどこに何を接続すればいいのか分からないという方は、ステップ3のConnect your Raspberry Piを見ると直感的に分かります。
では次に、上記を踏まえてRaspberry Pi 4 Model Bを含めた購入パーツを紹介します。
購入パーツ
冒頭に記載しましたが、マスターノート*1 + ワーカーノート*2構成のKubernetes clusterを構築したいので、それに必要なパーツを購入します。イメージはこんな感じです。

実際に購入したパーツを分かりやすいように一覧にしました。
パーツリスト
※全てAmazonで購入。価格には変動があります。
No | 品名 | 価格 | 数量 |
1 | Raspberry Pi4 ModelB 4GB | 7,150 | 3 |
2 | BUFFALO 無線LAN親機 | 1,827 | 1 |
3 | エレコム スイッチングハブ ギガビット 5ポート AC電源 | 2,955 | 1 |
4 | for Raspberry Pi 4 ケース 専用 4段 | 1,999 | 1 |
5 | エレコム LANケーブル 0.3m | 371 | 3 |
6 | エレコム LANケーブル 0.15m×2本 | 573 | 1 |
7 | USB Type Cケーブル【3本セット 0.5m】 | 799 | 1 |
8 | USB急速充電器 QC3.0 ACアダプター | 1,099 | 3 |



No7のUSB Type Cケーブルが写真には2つありますが、今回の目的とは別目的で1つ購入したものになります。
間違い探し
「パーツリスト」に無くて、画像にあるもの何でしょう。
OSイメージをSDカードに書き込んで、いざRaspberry Piに差し込もうとすると、ん!?(← ここまで気が付いていない)
microSDじゃない。。。ちゃんと調べていたのにAmazonでポチっとなしたときには忘れてた。こういった間違いをする方は少ないかと思いますが、余計なお金を払わないように気をつけましょう、もったいないから。
組み立て
こういう作業に慣れた方であれば小一時間もあれば十分だと思われます。一方、僕のように不慣れな方は1時間半から2時間くらいでしょうか。説明書見ながら、不格好ですが、なんとか組み立てることができました。

次は、OS(Ubuntu)イメージの書き込み、ネットワーク、そしてSSH公開鍵認証まで(Kubernetes clusterインストールの手前)を紹介したいと思います。