神に成らんとするAI シビュラシステム-PSYCHO-PASSがとまらない

オウルです。

約7年前に出会った作品『監視官 常守朱』。あまりの衝撃で激ハマり。それから、月日が経ち、最近何気に Amazon プライムを見ていると『PSYCHO-PASS サイコパス3』に目がとまる。

表紙は、公安局刑事課一係の執行官である狡噛慎也(こうがみ しんや)

魂を数値化する巨大監視ネットワーク・シビュラシステムが人々の安全な生活を支えている近未来。

サイマティックスキャンによる生体場の解析により、精神が機械装置により測定され、善人か悪人か犯罪係数という数値(PSYCHO-PASS サイコパス)で識別される世界で、それを可能としているのがシビュラシステム。この近未来では、犯罪係数を超えた人間を潜在犯として逮捕・隔離して犯罪を未然に防ぐ。だが、どんな素晴らしいシステムであろうと例外は発生する。

どうです?この前振りだけでも、気になりません?4月3日に『PSYCHO-PASS サイコパス3』の第1巻が発売されました。また紹介したいなと思っていますが、その前に、

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System 「Case.1 罪と罰」

の紹介です。

シビュラシステム

シビュラシステムは、犯罪係数を計測するだけのシステムではない。就職先もシビュラシステムに適正が判定される、さらに結婚相手でさえも。まさに、人々の人生の根幹を成しているシステム。

誰もがシビュラシステムを正義と疑わない、このシビュラシステムの正体は『監視官 常守朱』6巻でついに明かされる。ここでネタばらしは、つまらないので是非アニメかマンガで見ていただきたい。

公安局刑事課

厚生省公安局刑事課。法と秩序の守護者。

執行官

『監視官 常守朱』1巻より

高い犯罪係数を出しつつ、しかし政府のために働くことを条件に隔離施設から解放された刑事たち、それが執行官。シビュラシステムが、高い犯罪係数の人間を処理するのは、同じく犯罪係数が高い人間が適していると判断したからだ。

監視官

監視する者。その対象は執行官であり、捜査活動の全責任を負うエリート刑事

ドミネーター

公安局刑事課にのみ使用を許可された武器(銃)。犯罪係数の規定値を越えていればセーフティが自動的に解除され、対象の状況に応じて執行モードが選択され変更・変形し対象を執行する。

『監視官 常守朱』1巻より

ストーリー

高架道路で規定値を超過したサイコパスを計測。公安局刑事課が直ちに現場に向かう。暴走運転をしていた潜在犯は、おぼつない言葉で「じっ・・・じじゅっ・・・たすっ・・・たすけ・・・て」、そしてメモリーキューブを、その場の監視官に渡そうとする。

PSYCHO-PASS

PSYCHO-PASS の面白いところは、ストーリーもさることながら、論理的、社会的、哲学的、心理的な要素が多く含まれており、思わず、うなってします。例えば『監視官 常守朱』3巻では、執行官が先生と呼ぶ臨床心理学の先生が「カリスマ性」について語っている。

カリスマ性には三つの要素がある。

『英雄的・預言者的資質』あるいは『あるいは一緒にいて気持ちが良いというシンプルな空間演出能力』

そして、『あらゆることを雄弁に語るための知性』・・・

『監視官 常守朱』3巻より

シビュラシステムは、すべての人間を監視するシステムとして存在しているが、もし自分がシビュラシステムに認識されないと分かったときの心理は・・・

一人一人は潜在犯になり得ないが、では集団として判断したとき、シビュラシステムはどう判断するのか・・・

いまや AI という言葉が身近になっています。今は、データから学習して回帰分析分類などをする Machine learningDeep Learning を指すことが多いですが、PSYCHO-PASS の世界は、さらに先に進んでいます。AI と人間の共存、この観点からも、PSYCHO-PASS はとてもおもしろい作品です。

PSYCHO-PASS

斎夏生 (著), サイコパス製作委員会 (著)
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